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東京都中央区の歴史
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所在地 中央区八重洲1-2-5

 日本橋西河岸地蔵寺に安置してある地蔵菩薩は、人皇四十四代元正天皇(715~724)の御宇、諸国巡歴中の名僧行基菩薩が、衆生結縁のために暫く遠州四方城(静岡県引佐郡)に草庵を構えた折に、地蔵菩薩の霊告を受け、自ら御丈二尺八寸の御尊像を彫刻したものと伝えられています。

 この地蔵菩薩は、天海僧正の御持仏で、至心に祈願すれば日ならずして御利益を授かるところから、『日限地蔵尊』と呼ばれ、ことに延命祈願に霊験あらかたなことは古来より広く世に知られています。

 享保3年(1718年)9月、勝縁の地として、ここ西河岸に遷座し、今日まで二百数十年を数えます。建立の当時は『正徳院』と呼ばれ、天皇直々に拝謁し奏上のできる格式高い寺でありました。その後、明治維新の廃仏毀釈と大正12年(1923年)9月の関東大震災や戦火などによる多くの変遷を経て、今日に至っています。

 なお、現在の堂宇は昭和52年(1977年)4月新たに立て替えられたものです。

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